うちでのこづち ポイント
- 日経225先物ではおなじみの寄引システムトレードツール
- 日中取引の寄付エントリー/大引でクローズ
- 日経225先物日中・夜間取引/ダウ・ナスダックの4本値が必要
- 日経225先物日中取引が始まる前にチェックする必要あり
- ミニ1枚で月平均16500円の利益(バックテスト)
うちでのこづち 検証
「うちでのこづち」はシステムトレーダーのタカハシさんが市販品を利用するだけ
では物足りなくなったことから、それならば作ってみようということで開発したと
いう日経225先物向けトレードツールです。
日経225先物向けシステムトレードツールではおなじみの寄引ツールでシステム
が出すサインに従って寄付でエントリー、大引でクローズというのが基本形です。
「うちでのこづち」を起動して、前営業日の日経225先物4本値(始値、終値、
高値、安値)を日中取引と夜間取引のそれぞれ、さらには、アメリカのダウ30種
工業平均、ナスダックの4本値と取引日を入力すれば取引サインが表示されます。
現在では数値を自動的に取得するツールも増えていますので、手作業が必要なのは
面倒くさいと思うかもしれません。
取引サインは「買い」「売り」「見送り」という3種類があります。
2010年からのバックテスト結果では「見送り」となったのが約57%、取引を
した中でのトレード勝率は53.5%という成績でした。
プロフィットファクター1.5というのは、ロジック的にカーブフィッティングを
させていないのではないかと期待させる成績ですが、どうしてもシステムトレード
という仕組みである限り、得意な相場・不得意な相場が出てしまうのは仕方のない
話です。
バックテストの結果をチェックした所、日経平均株価が揉み合いにある時に損失が
出て利益が少ない印象ですが、値動きが乏しいと利益を取れないのは当然ですから
2012年以前と2013年以降で獲得利益が全く異なるというのは興味深い傾向
でした。
2012年末の衆議院が解散して衆議院選挙が行われた時点から、選挙結果がどう
なるのか分からない段階なのにもかかわらず、日経平均株価が上昇し始めるという
異常な状態でしたが、その後の日経平均株価上昇に伴って獲得利益が激増したわけ
ですね。