季節株投資法 ポイント
- 株式市場に存在する時期性によるアノマリーを活かした手法
- 情報収集/トレードするのは月1回のみ
- ポジション保有期間は1ヶ月から3ヶ月程度
- 月によって運用成績に差が出る
季節株投資法 検証
日経平均株価やTOPIX、個別銘柄などには、理論的に正しく説明するのが難しい
時期性によるアノマリーが存在します。
年明けから株価が落ちて、春先から上昇し、GW前後から暴落し、夏前にサマー
ダッシュをした後は夏枯れとなり、年末に向かって上昇するという流れが、日経
平均株価や日経225先物で見られることが多いです。
もちろん、個別の銘柄では異なる値動きをするものも存在しますが、その銘柄に
特有のアノマリーが存在することもあります。
このようなアノマリーを活かしたトレード手法が「季節株投資法」です。
冬場にビール会社の銘柄を仕込んで夏までに儲けようとしたけど、株価が低迷を
したので、季節株投資法は使えないなどという論法で低評価を下しているところ
もありましたが、季節株投資法のトレード手法とは全く異なる方法で勝手に結論
づけているだけですから気にする必要はありません。
季節株投資法のトレード手法としては、
- 月末に某株式情報サイトにアクセス
- そのサイトの翌月の季節株リストに記載されている銘柄を入力
- 基準値を全て満たしているかどうかを確認
- 条件を満たす銘柄が多い場合は基準値の高い銘柄を優先
- 対象銘柄を成行買いする
- 保有中の銘柄が翌月の季節株リストに記載されていなければ売却
- 記載されていれば翌月も継続して保有
となります。
情報収集は月1回で済みますし、トレードもその翌営業日に行えばいいわけです
から手間がかかりません。
損切り用の注文予約を入れておけば、思わぬ含み損の心配もなくなります。
ポジション保有期間は最短1ヶ月、最長でも3ヶ月程度ですから、冬場にビール
会社の銘柄を仕入れて夏場まで保有し続けることはありません。